近年、薬局・ドラッグストアに求められる役割は多様化しており、健康食品やサプリメント、介護や普段の食生活まで総合的に相談を受ける〈健康サポート薬局〉が盛り上がりをみせています。病気を未然に防ぐ〈未病〉の一翼を担い、管理栄養士として栄養相談会や薬局の各種情報発信などに携わることもあります。現状、処方箋入力などの薬局事務や店舗運営業務を兼務することも多いようですが、医薬分業の進展とともに制度が拡充していく可能性は大いにあるといえるでしょう。
設 立：1965年4月
資 本 金：39億3,120万円
代 表 者：代表取締役社長・CEO 貞方 宏司
売 上 高：6,487億3,400万円
従業員数：社員4,131名（うち管理栄養士約180名・栄養士約20名）
企業ホームページ
◆ドラッグストア事業
サンドラッグでは「安心・信頼・便利」をモットーに幅広い品揃えと、専門スタッフによるお客様の健康相談への対応や、病気や薬に関するきめ細かな説明を行い、付加価値を高めた商品（医薬品）を提供しています。
業界唯一の取り組みとして、“1店舗2ライン制。2つの役割”で、店舗で働くスタッフをカウンセリング販売スタッフと運営スタッフのふたつに分け、専門業務を分担することで、お客様により大きな「安心」「信頼」「便利」を提供しています。
効率的な店舗運営・商品供給システム・高度な人材教育システムを基盤に、全国展開を進めています。
管理栄養士・栄養士が活躍するフィールドの中で、薬局・ドラッグストアとそのほかの業界との違いはどんなところにあるでしょうか。
ドラッグストアは幅広い世代/地域の方にご来店いただくので、常連のお客様も多く、気軽にご相談いただける環境です。一次予防の観点から地域貢献することができます。医薬品や化粧品、生活必需品を通して悩みに応じたご相談の際に、栄養の知識を活かすことができます。
薬局・ドラッグストアとして、自社の特徴・魅力はどんなところでしょうか。
栄養の観点からお客様をサポートできるよう、栄養の知識を接客に活かす方法を話し合う『栄養士会議』や、健康を支える食事を考える『レシピコンクール』などがあります。また、常連のお客様が多くご来店くださるので地域の皆様の健康を支えていることを実感することができます。
今後力を入れていきたい分野・事業または取り組みを教えてください。
地域の健康イベントに出展する際の栄養相談・レシピサイト・食品メーカーとのコラボ企画・店舗内での管理栄養士監修コーナー作成など、栄養の知識をお客様に提供できる取り組みの実現を目指しています。
業務におけるやりがいはなんですか。
お客様がお求めの商品にプラスαで食事や栄養に関するアドバイスをして喜んでいただけることです。顔を覚えていただいたり、常連のお客様が「会いに来たよ！いつもありがとう！」と声を掛けてくださった時は本当に嬉しいです。
働いていて心に残ったエピソードを教えてください。
風邪でお困りのお客様に、風邪薬の効果がより出るようにと普段のお食事で足りていない部分を補う成分の入った栄養剤をご紹介したところ「アドバイスありがとう！薬と一緒に摂ってみるね！」と喜んでくださり、後日「治ったよー！」と店舗までご報告に来てくださったことです。
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