SDGsアクション
生活に欠かせないエネルギーを、 環境にやさしいものに。
CO2を排出せず、太陽の光だけで、自分たちの地域で必要な電気をまかなう。私たちはそんな、地球にやさしい「エネルギーの地産地消」を推進しています。福島県相馬市と共同で開設した「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」では、標準的な一般家庭の約500世帯分に相当する電力をつくり、地域内で利用しています。この取り組みは、CO2を排出せずに発電するだけでなく、エネルギー輸送や大規模な設備が必要ないという点でも環境にやさしい、新しい試みなのです。
インフラの寿命も、健康も、支えます。
高度成長期に作られた日本の道路や橋などの社会インフラは、50年以上経過しているものが増えています。私たちは橋の架け替え・補修技術で、それらインフラの長寿命化を助けています。そのままだと数年で寿命を迎えるものが、適切な補修・補強でさらに数十年使用できる。安心して住み続けられる街づくりに、私たちの技術が役立っています。
食糧問題も、 農業機械で解決できるかもしれません。
畑に肥料を撒く「施肥」は、トラクターを畑全体に一定速度・等間隔で走らせ、肥料を過剰にまかないことが大切。その難しいコントロールを簡単に行えるように、GPS情報と連動した「GPSナビキャスタ」を開発しました。トラクターの速度に応じ肥料の散布量を自動で制御し、走行もサポート。
個人の技量や熟練度に左右されずに安定的に食料を生産できれば、世界の食糧問題を解決する事に貢献できるのでは、と考えています。
エンジンを軽くして、環境負荷も軽くしたい。
おおよそ20年後には約2倍の航空機が必要になるといわれています。そこで、私たちはより安全で快適な航空輸送のために、独自技術の開発をしています。新素材を用いることで、エンジンの大幅な軽量化、低騒音化を実現。さらにエンジンの燃費改善を実現する軽量・高耐熱性の新素材「CMC(セラミック基複合材)」の開発も進めています。私たちの技術・製品の力でなるべく環境に影響を与えずに社会の発展に貢献していきたいと考えています。