基本情報
経営理念・ビジョン | 北海道勤労者医療協会(略称:北海道勤医協)は1949年6月に誕生しました。 設立当時は国民皆保険制度もなく、多くの国民にとって医療は身近な存在ではありませんでした。そんな時代に「無差別・平等の医療の実現」「医療を民衆の手に」の理念をかかげ、進歩的な医療従事者と労働者、市民の共同の力で設立されました。 現在は、札幌と苫小牧に4つの病院、道央圏に18の診療所、老人保健施設、看護専門学校を運営しています。また、全国的な組織である全日本民主医療機関連合会に参加しており、全国の47都道府県に1800カ所を超え、約8万2千人の職員と、医療生活協同組合員や友の会会員約360万人の方々が、ともに保健・医療・福祉の総合的な活動、安心して住み続けられるまちづくり運動を進めています。 無差別平等の医療をめざし、北海道勤医協の病院や診療所では「差額ベッド料」を徴収していません。また、生活困難な方を対象にした「無料・低額診療」も受け入れており、お金のあるなしで命の差別があってはならないこと、最も困難な方々に必要な医療の提供を基本理念にしています。 |
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技術力・開発力 | 札幌には、中央病院、札幌病院、西区病院があります。また苫小牧市には苫小牧病院があります。 中央病院はセンター病院で厚生労働省の臨床研修指定病院にもなっている地域の中核的医療機関です。2013年5月に新築移転し450床の病院になりました。特にがん診療や急性期医療の分野での前進が期待されています。 また道央圏に18の診療所があり、医療過疎が進行している北海道において、その地域に無くてはならない医療機関になっています。 事務職員は、医師、看護師、技術職とともにチーム医療の一員として、コーディネーターの役割を果たしています。さらには病院や診療所経営の管理、医療経営戦略の立案などで中心的な役割を担っています。 |
設立 | 1949年6月 |
代表者 | 理事長 田村 裕昭 |
売上高 | 232億9270万円(2018年度実績) |
従業員数 | 2,563名 パート610名含む (2019年12月25日現在) |
事業内容 | 各病院・診療所で慢性疾患管理、患者会活動、労災医療、高齢者医療、被爆者医療や各種健康診断、地域健康相談会などを行っています。 すべての病院・診療所で「無料・低額診療制度」をおこなっており、「無差別・平等の医療」の理念に基づき、室料差額(差額ベッド代)は一切頂いておりません。 中央病院は医師の臨床研修指定病院として研修医を受け入れております。けが災害輪番指定病院、札幌市災害時基幹指定病院として札幌市の救急医療の中核を担っています。 また、札幌病院は札幌市内唯一の第一種助産施設の一つとして、経済困難が理由で出産費用を準備できない方の分娩も取り扱っています。入院助産施設のない市町村からの受け入れも行っています。 被災地への医療支援活動も行っており、東日本大震災では述べ169名の職員を現地へ派遣しました。 |
事業所・営業所 | ■病院 中央病院、札幌病院、札幌西区病院、苫小牧病院 ■診療所 伏古10条クリニック、北区ぽぷらクリニック、札幌クリニック、月寒ファミリークリニック、もみじ台内科診療所、札幌みなみ診療所、平和通クリニック、西区ひだまりクリニック、当別診療所、小樽診療所、余市診療所、くろまつないブナの森診療所、室蘭診療所、厚賀診療所、浦河診療所、神威診療所、上砂川診療所、芦別平和診療所 ■老人保健施設/札幌市白石区 ■勤医協看護学校/札幌市東区 ■本部/札幌市白石区 |
本社所在地 | 〒003-0803 札幌市白石区菊水3条3丁目1-33 井上ビル3階 |
沿革 | 1949年 北海道勤医協設立総会 社団法人として設立許可、厚賀・上砂川・白石・月寒診療所開設 1950年 黒松内診療所開設 1952年 室蘭診療所開設 1954年 芦別、神威に診療所開設 1958年 菊水病院開設 1960年 准看学校開校 1964年 札幌病院開院 1970年 札幌病院当別出張診療所開設 1971年 小樽診療所開設 1972年 当別小川通り診療所開設 1973年 柏ヶ丘診療所開設 1976年 札幌歯科診療所開設 1979年 もみじ台歯科、勤医協札幌看護専門学校開校 1981年 苫小牧病院開院 1982年 丘珠病院開院 1984年 北区病院開院 1986年 西区病院開院 1993年 みなみ診療所開設 1997年 老人保健施設柏ヶ丘、平和通りクリニック開設 2000年 勤医協ヘルパーセンター開設 2002年 札幌クリニック開設、札幌北区病院付属ぽぷらクリニック開設 2006年 室蘭診療所新築移転 2007年 地方診の病棟廃止(有床診療所は芦別のみ)。中央病院でホスピスケア病棟始まる。札幌北区病院病棟廃止しぽぷらクリニックに診療機能を一本化 2008年 丘珠病院病棟廃止し丘珠診療所へ 2013年5月 新中央病院完成 2015年4月 西区ひだまりクリニック開設 2016年4月 指定管理者として黒松内町国保くろまつないブナの森診療所開設 |
土曜日の勤務について | Q.土曜日の勤務日というのはどのように決まりますか? A.土曜日の休みについては、月2回の指定休日があります。 1つ目の休みは法人全体の休日である第4土曜日。2つ目は、所属長から指定される場合と、休みの希望を出すことができる場合があり、所属する病院・診療所によって異なります。 この2回の指定休日以外の土曜日が勤務日となります。 土曜日の勤務時間は8:45~12:30の半日勤務です。 |
無料・低額診療制度について | Q.無料・低額診療制度はどのような基準をクリアした人がうけられるのですか。 A.生活保護基準が一つの指標になります。北海道勤医協では、医療費窓口負担が無料になる方は、収入が生活保護基準の120%以内であること(窓口負担が一部免除になる方は、収入が生活保護基準の140%以内であること)が、基準のひとつになります。 あくまでも、生活困窮時の一時的な利用を目的としている制度ですので、この制度を特定の方が半永久的に利用することはありません。医療相談員との面談を行った上で利用を開始し、その後、生活保護制度をはじめとした、社会保障制度で利用できる制度がないか相談員とともに検討していきます。 また、保険診療のみに適応できる制度です。 |